完全失業者が減少 労働力調査4~6月期の平均速報

総務省が9日、2016年4~6月期平均の労働力調査の速報値を発表。正規・非正規の職員・従業員共に増加したことが分かった。完全失業者は前年同期に比べ10万人減少した。

役員を除く雇用者5356万人のうち、正規の職員・従業員は前年同期に比べ53万人増加して3367万人、非正規の職員・従業員は36万人増加して1989万人となった。

非正規の職員・従業員について、男女別に現職の雇用形態についた主な理由のうち、男性で最も多かった「正規の職員・従業員の仕事がないから」が前年同期に比べて9万人減少。女性で最も多かった「自分の都合のよい時間に働きたいから」は3万人減少した。

また、完全失業者は前年同期比10万人減の217万人となり、そのうち失業期間が「1年以上」の者は前年同期に比べて4万人増加し、78万人となった。

非労働力人口は4401万人となり前年同期比で47万人減少。そのうち就業希望者は前年同期に比べ56万人減少して378万人となった。一方、就業非希望者は15万人増加し、3944万人となった。なお、就業非希望者のうち「65歳以上」は39万人増加した。

(写真はイメージ)

 
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