パナソニック、ドイツの車両内システムベンチャーを買収
パナソニックは9日、ドイツの車載組み込みソフト開発ベンチャーのオープンシナジー社(OpenSynergy GmbH)を7月に買収したと発表した。パナソニックが全株式を取得したことで、オープンシナジー社は子会社となった。
自動車に搭載されているIT関連技術は、ナビゲーションやオーディオ機器等のマルチメディア機能と、運転時の警告表示などの運転者支援機能が別々に設計開発されている。このため、運転者の快適性や安全性において万全の仕組みではなかった。オープンシナジー社は、複数の異なるシステムを1つのシステムへ統合することができるソフトウェア開発技術を持つ。パナソニックは自動車の次世代システムを実現するため、連携を進める。
パナソニック役員の上原宏敏インフォテインメントシステム事業部長は、「自動運転を見据えたコックピットシステムへと大きく前進する」とコメントしている。
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