過去最大を更新した「国の借金」1053兆円
「国の借金」とは、国債や借入金、政府短期証券を合わせた金額であるが、8日、財務省は、この「国の借金」の残高が2015年3月末時点で、1053兆3572億円と発表した。単純な計算で、日本国民一人当たり約830万円の借入をしている状態だ。(2015年4月1日時点の人口推計1億2691万人)
前年度末より28兆4003億円増えた計算である。国の借金が過去最大を更新した背景には、社会保障費である医療費や年金の伸びが大きい。内訳として、国債は881兆4847億円と、昨年末から7兆2494億円増加した。政府短期証券は116兆8883億円で、昨年末から16兆4801億円の増加。一方、借入金は54兆9841億円と、2928億円の減少。