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健康なドイツ人はわずか11% 運動・食事・飲酒喫煙が問題

ドイツ人の3人に2人は自分の健康状態を「よい」または「非常によい」と思っているのに対し、実際に「本当に健康に生きている人」の割合はわずか11%であることが、ドイツ健康保険組合(DKV)のリポートで明らかになった。9日付のヴェルト紙が伝えた。

「ドイツ人はどれだけ健康に生きているのか?」と題されたこのリポートは、ケルン体育大学教授のインゴ・フロベーゼ氏が中心となって作成。「ドイツ人の多くはあまり体を動かさず、食べ過ぎで、タバコとアルコールの摂取量が多く、ストレスとうまくつきあえていない」と指摘している。実際、専門家の目から見て適量の運動と健康な食生活を実践している人は全体のわずか11%にすぎず、6年前の14%よりも減少傾向にあるという。

フロベーゼ氏はまた、現代社会で人々があまりにも長く座っている状態にあることを問題視。「座っている時間が長くなればなるほど、死のリスクが高くなると言っても過言ではない」と述べており、「デスクワークをしている人は、1時間に3回立ち上がるようにするだけで効果がある」と指摘している。なお、世界保健機構(WHO)が「身体活動量」の最低基準として提唱している「1週間に150分体を動かすこと」を実践している人は、今回の調査結果で全体の45%だった。

(写真はイメージ)

 
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