花便り~ハイビスカス
夏真っ盛り。南国の象徴ともいえるこの花、ハイビスカス。
インド洋や太平洋の島々など、熱帯アジアが原産地。パプアニューギニア、マレーシア、スーダンの国花、またハワイ州の州花にもなっており、摘んでもしばらくしおれないので、ハワイでは「レイ(花の首飾り)」に使われている。
学名「Hibiscus rosa-sinensis(ヒビスクス・ロサ・シネンシス)」のrosa-sinensisとは、「中国のバラの」という意味で、英名では「China rose(中国のバラ)」、「Chinese hibiscus(中国のハイビスカス)」と名付けられている。日本では古くからブッソウゲ(仏桑花、仏桑華)、フソウカ(扶桑花)、リュウキュウムクゲ(琉球木槿)とも呼ばれてきた。
花は、赤やピンク、黄色、オレンジなど南国らしく色鮮やかだが、一度咲いたらその日のうちに枯れてしまう一日花。日当たりが良いと次々に新しいつぼみをつけるため、長く咲き続けているように見える。7~8月が花のピークだが、開花時期は6~9月と実際長い。
暑い日々が続くが、ハイビスカスを見て南国気分にひたりつつ、花の色から元気をもらって、日々新しい気持ちで原稿に向かうことにしよう。
花言葉:「繊細な美」「新しい恋」
ハイビスカス:アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の総称