「土着ベンチャー」起業促進 秋田県が地方への移住サポート
秋田県は人口減少対策として同県への移住をサポートする事業、通称「ドチャベンプログラム」を昨年度より実施しており、今年もその第一部として9月17~19日の三連休に「現地滞在ツアー」を開催予定。現在、参加者の募集および申し込み受付を行っている。
ドチャベンプログラムとは、地域課題の解決や資源を活用する地域に根ざした起業家「土着ベンチャー」の立ち上げを支援するもの。人口減少が著しい秋田県では、このプログラムを通して同県への移住と既移住者の定住化促進と、地域の活性化を図る。プログラムは大きく分けて3部構成で、(1)セミナー・現地プログラム、(2)ビジネスプランコンテスト、(3)企業家育成プログラム、となっており、事業プランを計画後、翌年度からは実際に事業を開始することになる。
2015年に行われたプログラムでは、合計18チームが新たなビジネスプランを提案し、6チームが選抜された。このうち4チームが、秋田県産フルーツの定期通販事業やモジュール(木の製品)家具を人々の職場に用いていこうとする事業、子供たちの個性や主体性を尊重した創造性の高い新しい学び方を提供する事業など、具体的な取り組みを進めている。
現地滞在ツアーは9月17~19日の三連休、秋田県鹿角市と湯沢市で、各地域30人限定で実施する。参加費は無料(食費・宿泊費は各自負担)で、申込期限は9月4日まで。
画像提供:秋田県