• HOME
  • 国際
  • 30分で健康食 ドイツ人の「ランチ休憩問題」に新ビジネス

30分で健康食 ドイツ人の「ランチ休憩問題」に新ビジネス

短いランチ休憩の間に、効率よく健康的なものを食べたい――。そんなドイツ人ビジネスマンのニーズに応えたスタートアップ企業が増えていると、8月24日付のツァイト・オンライン版が伝えた。

法律で定められているドイツ企業の昼休憩の時間は30分。しかし統計によると実質的な休憩時間は平均20分で、しかも29%が自分の仕事机で昼食を取ることが明らかになっている。ドイツ人の大多数は昼食を持参しているが、2013年に公的健康保険組合のテヒニカー・クランケンカッセが実施した調査では、3人に1人が「職場で健康的な食事を取ることが難しい」と回答、39%が社員食堂の食事に不満を示している。

この状況に対して都市部では近年、健康志向のランチ宅配サービスを行うスタートアップ企業が続々登場し話題を呼んでいる。アウグスブルクの「リトルランチ(https://littlelunch.de)」やベルリンの「イエス・プリーズ(http://www.yesplease.de)」は、宅配可能なオーガニックスープを販売。瓶詰のスープは長期保存可能で、健康的で手軽であることが長所だ。また、スープやサラダ、アジアンフードやベジタリアンメニューにも対応し、複数の都市で展開しているオフィス向け宅配サービスが「イートクレバー(http://www.eatclever.de)」だ。

なお、ドイツの社員食堂で最も多いメニューの上位5つは、1位 カレーソーセージとフレンチフライ、2位 スパゲティ・ボロネーゼ、3位 ピザ、4位 チキンナゲットとフレンチフライ、5位 白身魚のフライとジャガイモとなっている。

画像提供:イートクレバー

 
Facebook Like!