かかみがはら航空宇宙博物館、スミソニアンと提携でリニューアルへ
岐阜県と各務原市は6日、米国のスミソニアン航空博物館とかかみがはら航空宇宙科学博物館(岐阜県各務原市)の改装に向けての連携協定を締結した。かかみがはら航空宇宙科学博物館は、各務原飛行場の開設100周年を迎える2017年度中のオープンを目指してリニューアルを進行しており、博物館の面積は現行の1.5倍の約1万2500平方メートルになる予定。同種の博物館では日本最大規模の博物館となる。
連携協定による具体的な取り組みの一つとして、スミソニアン航空宇宙博物館から「三菱重工業エンジン(ハ42-21ル)」の無償貸与を受ける。1939年に初号機が完成した三菱重工業製の日本初の空冷18気筒エンジンで、岐阜県の川崎重工業でも製造された、当時で最先端の技術が試みられている日本の航空技術史上貴重なエンジンだという。
浅野健司各務原市長は「スミソニアン航空宇宙博物館との連携によって、かかみがはら航空宇宙科学博物館を今までにない博物館、世界に誇ることのできる博物館にしていきたい」とコメントしている。
(冒頭の写真は、スミソニアン航空宇宙博物館と岐阜県・各務原市との協定締結式 )
画像提供:岐阜県・各務原市