豊田通商、自動走行によるトラック隊列走行の研究開発を開始
豊田通商は13日、自動運転技術を活用したトラックの隊列走行に関する研究開発事業を経済産業省から受託したと発表した。
経産省と国土交通省が進める「スマートモビリティシステム研究開発・実証事業」という高度な自動走行の社会実装に向けた3年間のプロジェクトの一つ。一般車両の自動走行およびトラックの隊列走行などの実証実験を行い、2020年~30年頃の実用化を目指している。
同社は大型車メーカーや物流事業者などと連携し、2018年度までに技術開発や実証実験、実際の事業としての可能性検討などを進め、自動運転領域への本格進出も視野に入れている。
同社によると、日本の二酸化炭素(CO2)排出量の約2割が運輸関連部門によるものと言われており、トラック隊列走行は燃費の効率化やCO2排出削減など社会課題を解決する手段として期待されている。また、物流業界で深刻になっているドライバー不足の解決策としてのニーズもあるという。
画像提供:豊田通商