日本の高齢者、人数・人口比が過去最高 女性は3割超す
総務省統計局によると、9月15日時点で、65歳以上の高齢者人口は3461万人(前年比73万人増)で、総人口に占める割合は27.3%と、人口・割合ともに過去最高となった。主要国首脳会議(G7)各国の中では日本が最も高く、次いでイタリア(22.7%)、ドイツ(21.4%)となる。
高齢者を男女別にみると、男性は1499万人(男性人口の24.3%)、女性は1962万人(女性人口の30.1%)で、女性の割合で初めて30%を突破した。
高齢者の就業者数は12年連続で増加し、730万人と過去最多となった。就業者総数に占める高齢者の割合も11.4%と過去最高で、高齢雇用者の7割超は「自分の都合の良い時間に働きたいから」が最多の理由で非正規の職員・従業員の雇用だ。
高齢者世帯の貯蓄現在高は、2015年度は1世帯あたり2430万円となっている。今回の調査では、支出は65歳以下の年齢層に比べ、「保険医療費(健康の維持・増進)」が1.34倍、「交際費(子供や孫への金品の贈与など)」が1.42倍と高くなっている。
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