日産・ルノーが自動運転技術など加速 仏ソフト会社を買収
日産自動車は21日、資本業務提携している仏自動車大手のルノーと共同で仏ソフトウェア開発企業「シルフェオ」を買収したと発表した。ネットワークに接続でき、情報端末のような機能を持った自動車「コネクテッド・カー」の実現や、自動運転技術などの先進技術開発を加速させる。
アライアンス・シニア・バイスプレジデントのオギ・レドジク氏は「世界の自動車産業が大きく変化する新時代において、彼らは非常に重要な役割を担っていくだろう」とコメントした。
日産・ルノーは2020年までに、自動運転技術を10車種以上に導入する計画を立てている。シルフェオの40人の技術者、コンサルタントと、日産・ルノーの300人規模の技術者が連携して開発を加速させていく。
同社は、自動運転技術だけでなく電気自動車技術の開発も加速させることも含め、「ゼロ・エミッション(汚染・廃棄物ゼロ)」、「ゼロ・フェイタリティ(事故死ゼロ)」を掲げており、次世代技術を量産車に搭載することも視野に入れている。
(写真はイメージ)