日本の石「ひすい」に 日本鉱物学会

日本鉱物学会は9月23~25日に開催した2016年の年会・総会において、「日本の石(国石)」をひすいに決定した。同学会の一般社団法人化記念事業の一環。選定ワーキンググループによって選んだ11種の候補の中から、さらに一般の意見を聞いて5種類まで絞り、総会での投票により決定した。

ひすいは、日本の地質環境に特徴的な「沈み込み帯」という場所に特徴的に産する宝石で、現在でも野外で観察できる。歴史は古く、縄文時代に国内で加工された大珠は人類初のひすいの加工だった。それ以後、奈良時代まで利用された勾玉と共に日本史でも重要な石とされる。多くの人に広く知られており、日本のシンボルとなりうると判断された。

参考記事
地質学会が「県の石」選定 東京都の石は「無人岩」(2016/5/12)

画像提供:Wikipedia

 
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