【コラム】10月の第二月曜日 は海外も祝日 由来と趣旨はそれぞれ

10月唯一の祝日は、体育の日だ。日本では、この日に合わせてスポーツイベントを実施する小中学校や団体も多いが、実は海外でも同じこの日を祝日としている国があるのをご存知だろうか。

日本の体育の日

体育の日は、1964年の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を、2年後の1966年から国民の祝日としたもの。国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によると、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としている。2000年からは「ハッピーマンデー制度」(月曜日を国民の祝日とする事により、土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨)の適用により、10月の第二月曜日となっている。

海外では

10月の第二月曜日、同じ日が祝日と定められている国が世界にいくつかある。アメリカでは、10月の第二月曜日がコロンブス・デーと定められており、1492年にコロンブスが北アメリカ大陸に到着したことを祝い、ほとんどの州が休日となる。カナダでは1957年よりこの日を感謝祭の祝日と定め、「豊作を全能の神に感謝する日」としている。離れて住んでいる家族が集まり、七面鳥をはじめとするご馳走を囲んで神に収穫の恵みを感謝するそうだ。歴史が異なるからこそ、祝日の由来も趣旨も異なっている。もしかしたら、今私たちが生きているこの時に起きたことも、後世の子孫たちが祝日として祝うようになる日が来るのかもしれない。

(写真はイメージ)

 
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