トキが多摩動物公園より佐渡へ移動

多摩動物公園(東京都日野市)は、飼育しているトキのうち、今年誕生した幼鳥4羽と、ペアを組んでいないオス1羽を、26日に佐渡トキ保護センターへ移動する予定と発表した。

環境省が進めるトキ保護繁殖事業計画では、単独施設での飼育には、鳥インフルエンザなどの感染症が発生した場合に全滅する恐れがあるとし、複数の施設で分散して飼育している。今年の繁殖期に、国内で誕生・飼育されているトキの数は、佐渡トキ保護センター、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションと、多摩動物公園を含む5つの分散飼育地を合わせて29羽となっている。

同保護事業への協力のため、同園は2007年から佐渡トキ保護センターからトキの成鳥を預かって非公開で飼育繁殖を行ってきた。今回の移動で、同園に残る飼育個体は、オス4羽、メス4羽の計8羽になる。

参考記事
トキ9羽が順調に育つ 多摩動物公園(2015/09/16)

(写真はイメージ)

 
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