Google newsに「ファクトチェック(事実確認)」タグが追加 米、英で開始

グーグルは、グーグルニュースに「ファクトチェック(事実確認)」のタグを導入すると13日に発表した。まずは、米国と英国で導入される。報道の真偽を検証する記事や公約の追跡に関する記事などにファクトチェックタグがつけられ、ニュース記事の検索結果一覧から、一目でファクトチェックされた記事を見つけられるようになる。

日本ではまだ馴染みがないがファクトチェックとは、文字どおり、「事実を確認」し、その結果をインターネットなどで公開すること。近年、「ファクトチェック」という取り組みが北米や欧州を中心に広がりつつある。米国では、オバマ大統領がどのくらい公約を実現させているかを調査するサイト「Obameter(オバメーター)」や、現在行われている米大統領選での各候補者の演説が事実に基づいているかを検証するサイトなどがある。

ファクトチェックサイトには、新聞やテレビなどの報道機関が提供するものと、ファクトチェックを専門に行うものがある。報道機関としては、米新聞社ニューヨーク・タイムズや英公共放送局BBCが独自のファクトチェックサイトを運営している。米デューク大学の調査によると、現在、ファクトチェックサイトは世界に150あまり存在するが、日本にはまだないという。

グーグルニュースでは、記事の内容に応じてタグをつけており、これまで「詳細」、「意見」、「ウィキペディア」、「地域のニュースの提供元」などのタグを使用してきた。今回追加する「ファクトチェック」タグは、まず米国と英国で導入され、news.google.comの記事一覧と、iOSとAndroidの「Googleニュースと天気」アプリで表示されるという。

(画像はイメージ)

 
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