ドワンゴのDeepZenGo、プロ棋士と対局へ

ドワンゴ(東京都中央区)は9日、人工知能(AI)の囲碁ソフトで世界トップレベルを目指して今年3月に始動した「DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト」で、プロ棋士と初めて対局することを決定したと発表。19~23日に趙治勲名誉名人とハンデなしの互先で三番勝負をする。

「DeepZenGo」は、日本発のプロジェクト。同プロジェクトが手掛ける囲碁ソフトDeepZenGoは、開発着手から約半年後の9月時点で、プロ棋士と対局できるレベルに達したという。これを受けて囲碁AIと人間の対局「第2回囲碁電王戦」を19、20、23日に開催することを決定した。

同プロジェクトは世界トップレベルの囲碁ソフトの開発を目指して2016年3月1日に発足。プロジェクトメンバーは、囲碁ソフト「Zen」を開発した尾島陽児氏と加藤英樹氏、東京大学准教授の松尾豊氏と同大学の学生、ドワンゴのエンジニアらで構成。ドワンゴは、ハードウエアや開発スペースなどの開発環境を提供している。

参考記事
Googleの囲碁ソフトAlphaGo、トップ棋士に4勝1敗で勝利(2016/03/16)
最強囲碁ソフトを開発へ DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト発足(2016/03/06)

(写真はイメージ)

 
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