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世界最小のシカ「プーズー」日本初公開 埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園は、世界最小のシカ「プーズー」4頭を12月4日正午から一般公開する。4頭はチリ共和国のサンチアゴ・メトロポリタン公園から寄贈され、日本では初めての飼育展示となる。なお、一般公開に先立ち、同日午前11時から上田清司埼玉県知事や駐日チリ共和国大使ほか関係者とともに「プーズー来園記念式典」を開催する。

プーズーは、ウシクジラ目シカ科に属し、チリ南部とアルゼンチンの一部地域の竹林や下草の茂った林に生息する。体長80cm、体重9~10kgほどで、世界最小のシカといわれている。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに記載されている絶滅危惧種。

また、プーズーは偶蹄類ぐうているいに属しており、口蹄疫に感染しうるため、輸出国と輸入国双方での隔離係留による動物検疫が必要となる。今回はチリ側で出国前に30日間の隔離・検査が行われ、6月17日に成田空港に到着。その後、横浜の動物検疫所での15日間にわたる係留を経て7月4日に同園に到着した。神経質な動物で、新しい環境への順応には時間が必要となるため、12月4日からの公開となったという。

世界最小のシカ「プーズー」日本初公開 埼玉県こども動物自然公園
プーズー(オス)

【施設情報】
埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
http://www.parks.or.jp/sczoo/index.html
開園時間:9:30~17:00
     ※11月15日~2月10は、9:30~16:30
     (月曜日・年末年始休園)

画像提供:埼玉県こども動物自然公園(冒頭の写真は、メスのプーズー)

 
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