花便り~キショウブ
鮮やかな緑の葉に黄色い花がよく映え、この場所だけ別世界のようだ。
イエローアイリスとも呼ばれる。フランス王家の紋章モチーフにもなっている。Irisはギリシャ語で「虹」の意味を持ち、ギリシャ神話にも登場する(イリス)。イリスは虹を人格化したもので、神々の伝達係として描かれ、人類と神々の間を繋げる役目を果たすとされる。ヨーロッパ原産で、渡来は明治30年代。アヤメ属は世界で約200~300種が知られ、日本には約10種が自生する。旺盛な繁殖力があり、現在では各地で野生化し河川などへの拡散が問題となっており、環境省により「要注意外来種」に指定されている。写真を撮影したこの日、最高気温は30度近くになったが、その凛とした姿に私も負けず、心を熱く燃やして仕事に打ち込もうと思う。
花言葉:幸せをつかむ、信じる者の幸福、私は燃えている、友情、消息など
キショウブ(黄菖蒲):アヤメ科アヤメ属の多年草。