12年ぶり記録塗り替え 超電導リニアギネス世界記録認定
26日、JR東海は山梨リニア実験線で実施した、有人走行試験で記録した時速603kmが、ギネス世界記録として認定されたと発表した。
従来の記録は2003年に自社の試験車両MLX01が記録した時速581kmだったが、12年ぶりに営業仕様の最新車両LO系が記録を塗り替えた。世界で最も速い磁気浮上式鉄道として、2015年6月25日付けで登録された。
2027年に東京~名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線は、45年には大阪まで延びる予定で、現在は山梨県にある実験線で走行試験を続けている。昨年から始まった体験乗車などで更に現実化してきた夢の超特急リニアモーターカー。世界記録は時速600キロを超えたが、営業運転での最高時速は、安全性を見据えて時速500キロになる方針。