桐原書店とEnglishCentralが資本提携 高校向け英会話コンテンツ強化
オンライン英会話サービスを運営するイングリッシュセントラル(EnglishCentral、東京都台東区)は11月30日、検定教科書や参考書を出版する桐原書店と資本提携を結び、日本の高校生向け英語発話教育コンテンツの提供を強化すると発表した。
両社は5月に業務提携を結んでおり、日本の高校で使用される検定教科書に準拠した4技能型(読む・書く・聞く・話す)デジタル教材の提供に合意していた。今回の資本提携によって関係を強化する。
EnglishCentralは、英語学習を効果的に進めていくため、教育学・脳科学・音声科学など最先端の研究を元にアメリカで開発されたサービス。オンライン英会話に加え動画による学習コンテンツを1万本以上揃えている。グーグルの投資子会社グーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)の投資を受けて設立した。
特にGoogleのグループ会社として培った音声認識技術は、日本人が苦手とする発音練習を効果的に行えるとしている。国内では200以上の大学に導入され、ユーザー数は世界で200万人以上と大規模サービスとなっている。
桐原書店代表取締役社長の斉藤智氏は、「『学校で教科書を勉強していれば英語が普通に話せるようになる』という、理想でありながら非現実的だと思われていることが、この関係強化によって可能になると感じている」とコメントしている。
(写真はイメージ)