ドイツ鉄道のICEで無線LAN使用可能に
ドイツ鉄道の高速特急ICEの1等車および2等車の両方で、2017年1月1日から無線LANの無料使用が可能になる。11月30日付のヴェルト紙が報じた。
ドイツ鉄道は250台のICEに無線LANを装備、1月1日からすべての国内路線でサービスをスタートさせる。また4月以降は段階的に国際路線でも同サービスを展開。ベルギー、オランダ、ルクセンブルクのほか、フランス、スイス、オーストリア行きの路線でも無線LAN使用が可能になる。さらにドイツ鉄道のポータルサイトを充実させ、同サイト上で700種類の新聞および雑誌が購入できるほか、オーディオブックや子ども向けプログラム、ニュース、映画なども視聴可能となる。このポータルサイトは電車内にサーバーが設置されるため、同サイト上のサービスを無線LANなしで利用できるというメリットがある。
無線LAN使用は1人につき1日200MBまでと限定されており、これは数時間オンライン状態で、メールの送受信をするには十分なボリュームだが、ポータルサイト以外のビデオ映像などを受信するには数分でリミットを超えてしまい、受信速度が遅くなることになる。
写真提供:ドイツ鉄道