資生堂が30億円規模のベンチャー投資部門を設立、第1号投資も決定
資生堂が9日、30億円規模のベンチャー投資部門「資生堂ベンチャーパートナーズ」の設置を発表した。
「美」に関する自社以外の技術やアイデアを組み合わせて革新的な商品・サービスの開発や新しい市場や価値を創造することを目的とする。投資先の企業に対して財務面や事業面をサポートし、将来の事業提携も視野に入れる。
投資第1号案件は、ベンチャー企業ドリコスへの出資。同社は生体・身体データを解析して必要な栄養素を個人ごとにオーダーメードで提供するサプリメントサーバを開発している。
資生堂は、世界的な健康志向や高齢化に伴う健康食品への需要増加および近年のさまざまな分野でオーダーメード化を踏まえ、サプリメント領域でも大きな成長を見込めるとして出資を決定。今後、ドリコスへの出資と共に新たなサービス開発をサポートする。
冒頭の写真:資生堂(本社ビル)