一般道の後部座席 シートベルト着用は3人に1人 JAF調べ
日本自動車連盟(JAF)は、警察庁と合同で行った、シートベルトの着用状況に関する全国調査の結果を20日に発表した。運転席と助手席の着用率は90%を超えた。一方、後部座席でシートベルトを着用しているのは一般道では約3人に1人、高速道路では約3人に2人という結果になった。
後部座席での着用率は一般道走行時で36.0%(前年比0.9ポイント増)、高速道路等走行時で71.8%(同0.5ポイント増)と、2002年の合同調査開始から最高とはなったが、微増にとどまった。
運転席での着用率は一般道で98.5%(前年比0.1ポイント増)、高速道路等で99.5%(同0.1ポイント増)となった。助手席は一般道が94.9%(同0.3ポイント増)、高速道路等が98.0%(同率)だった。
またJAFは、後部座席でのシートベルト非着用により、衝突事故時に発生する3つの危険として、本人が致命傷を負う、衝突の勢いで車内の同乗者にぶつかる、窓などから車外に放出されることを挙げ、自他含めた安全確保のためにも全席でのシートベルト着用を呼び掛けている。
調査は10月1日~10日にかけて行った。調査地点は、一般道778カ所、高速道路等104箇所で、目視にて行った。
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JAFがホームページで公開しているインフォグラフィック