AIサービス開発強化で33.5億増資 freee、中小企業支援へ
クラウド会計サービスのフリー(freee)は、人工知能(AI)を活用したサービス開発や中堅規模法人向けサービス強化に注力し、最新技術による中小企業の拡大支援を促進する。これに際し26日、33.5億円の第三者割当増資を実施。トヨタや三井住友銀行を主要投資家とするスパークス・グループが運営する「未来創生ファンド」など8つのファンド・企業からの出資で、freeeの創業以来、累積資金調達額は96億円に達した。
今後は、2018年末をめどに新エンジンを開発し、AIが経営分析や未来予測をして経営者の意思決定をアシストする機能や、経理業務における「作業モレ・ダブリ・ミス」をAIが自動検知して正しい処理を提案する機能などを提供する。これに伴い大学との共同研究も開始する予定だ。
なお、今回の増資引受先は、未来創生ファンド、DCM Ventures、SBIインベストメント、Salesforce Ventures、日商エレクトロニクス、日本生命保険、ちばぎんキャピタル、Japan Co-Investの8つ。
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