「飛行船倉庫」からドローンで地上に配送 アマゾンが特許取得

「飛行船倉庫」からドローンで地上に配送 アマゾンが特許取得 

米ネット通販大手アマゾンドットコムは、巨大な飛行船を倉庫として用い、そこからドローンで短時間で商品を地上に配送する構想で米国特許を4月に取得していたことが分かった。28日、調査会社CBインサイツのアナリストのツイートで明らかになった。

米放送局CNBCによると、米国特許商標庁が「空中物流センター」と呼ぶこの構想では、飛行船を高度およそ1万4000mまで飛ばし、商品を保管する倉庫として利用するという。客が注文をすると、ドローンが飛行船から飛び立ち、上空から地上の客へと商品を届けるのだ。

アマゾンはこの倉庫について、幾つかの具体的な活用例を示している。サッカーの試合など、食べ物やグッズといった特定の商品の一時的なニーズが高まる場所に飛行船を飛ばして効率的にドローンで配送をする例や、飛行船の側面に広告を掲載して広告を見た地上の人からその商品を注文してもらう例などだ。

この構想がいつどのように現実となるのかはまだ明らかにされていないが、アマゾンは今月初めに英国でドローンによる配達実験を成功させており、空からの配達の実現に向けた開発を進めているようだ。

画像提供:Amazon

 
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