東大、アジアトップから転落 THE世界大学ランキング

東大VC、大学発ベンチャー支援拡大へ

東京大学傘下のベンチャー投資事業会社、東京大学協創プラットフォーム開発(UTokyo IPC)は12月26日、ビヨンド・ネクスト・ベンチャーズ(BNV、Beyond Next Ventures)1号投資事業有限責任組合(BNV1号ファンド)に約5億円を上限とする出資を決定した。

BNVは、大学発ベンチャーを中心に投資を行っており、今回の出資で、同社が運営するBNV1号ファンドの出資可能総額は55億円となった。

BNV1号ファンドは2016年2月に組成され、現在10社の大学発の研究開発型ベンチャーに投資している。さらに、科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラムの事業プロモーターや、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の認定ベンチャーキャピタルにも採択されている。

BNVの伊藤毅社長は、「あらゆる分野で世界最高水準を目指し、優れた研究成果と実用化への強い意欲を併せ持つ東京大学の研究者を、早期の段階から支援できる体制が整うことを嬉しく思う。東京大学とUTokyo IPCとの連携を深め、東京大学の持つ優れた技術シーズの実用化・事業化をさらに推進する」と述べた。

伊藤社長は、ベンチャーキャピタルのジャフコで産学連携投資グループリーダーを務める。サイバーダイン、スパイバーなどの技術系ベンチャーにリード投資を行い、社外取締役として支援するなど、大学発・技術系ベンチャーのインキュベーション投資の経験が豊富。

 
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