アマゾン、4万5000台の倉庫番ロボットで自動化 シアトル
アマゾン本社があるシアトルの地元紙「シアトルタイムズ」は、昨年末、世界最大のイーコマース小売業者のアマゾンが、4万5000台のロボットを20余りの倉庫で使用していると報じた。これは昨年のホリデーシーズンから約50%の増加である。
アマゾンは自動化に力を入れている。2012年にボストンのロボット会社Kiva Systems(キバシステムズ)を買収し、倉庫番ロボットを開発した。さらに別の種類のロボットも使用されている。例えば、パレットを運ぶアームロボットなどだ。ただし今のところ、ものを積んだり取り出したりするような仕事は人間の頭脳と手によってなされている。
アマゾンの自動化に向けた実験的取り組みは、倉庫の中だけにとどまらない。シアトルではキャッシュレスで買い物ができる店(センサーで客が棚から選んだ商品を検知し、棚に戻さなければアマゾンの口座に課金される)を開き、ロンドンではドローンでの配達実験に成功している。
アマゾンのCFOブライアンオルサブスキーは、昨年4月の会議の場でロボットについて話した際に、「自動化について何度も変えてきたし、それによって学び成長し続けている」と述べた。
(写真はイメージ。旧本社ビル(国米ワシントン州シアトル))