京セラ、今夏にAIによる住宅電力効率化システムを発売へ
京セラは、人工知能(AI)を活用した住宅電力効率化システム「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の今夏以降のアップデートを目指し、ベースとなるシステム「NAVIfitz(ナビフィッツ)」の発売を25日より開始した。
AIを活用した「おまかせ運転モード」では、天気予測や電力消費量をもとに太陽光発電システムによる発電電力量や余剰電力量などを予測。自宅での給湯機や蓄電システムの稼働を自律制御し、リアルタイムで利用状況を把握することで電力利用効率を最大化するという。
さらに、太陽光で発電した電気をできるだけ家庭内で消費するモードや、充電を優先的に実行するモードなど、利用者の好みに合わせて、電力を「消費」でなく「活用」できるようになる。
経済産業省は2030年までに新築住宅のエネルギー年間消費量をゼロ以下にするZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現と普及を促進している。このような背景の中、同社はHEMSによる住宅内エネルギー需給の可視化およびAIを活用した電力利用の効率化を目指す。
画像提供:京セラ