クボタ、自動運転農機を発表 農業従事者の高齢化に向けて
農業機械大手のクボタは25日、京都府久御山町の製品展示会で現在開発中の自動運転農機を先行発表した。公開されたのはトラクター、田植え機、コンバインの3機種。
同社は全地球測位システム(GPS)を農機に搭載し、圃場マップなどの情報と連携させて自動で農作業が行えるシステムを開発。展示会では、60馬力クラスのトラクタでの自動耕うん、田植え機での8条植えの自動植え付け、普通型100馬力クラスのコンバインの自動収穫と、1年間の農作業イメージを実演した。
日本の農業は高齢化による離農や委託の増加によって、農地の集積と規模拡大が進んでいる。担い手が減る中で規模拡大を行うために、先端技術を用いた次世代農業機械の開発が重要となっている。