日立とホンダ、電動車両用モーター開発・製造で合弁会社設立へ
日立製作所は7日、子会社である日立オートモティブシステムズ(東京都千代田区)とホンダとの間で、合弁会社設立に向けた基本合意を締結した。新会社は、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車両に利用するモーターの開発・製造・販売事業を担う。7月、茨城県ひたちなか市に設立する予定。資本金は50億円で日立オートモティブシステムズが51%を出資する。
日立オートモティブシステムズは、1999年から電動車両用モーターを市場投入しており、小型・軽量化や高出力化などの技術では国内外の自動車メーカーに納入実績がある。一方ホンダは、ハイブリッド車「INSIGHT(インサイト)」などの電動車両を1999年に市場投入しており、モーターを自社開発してきた。今後、世界的な電動車両市場拡大を見据え、中核となるモーターを自社と新会社の両方から供給を受ける方向に舵を切る。
新会社は、アメリカや中国にモーター製造・販売をする子会社の設立も計画している。新会社はホンダを含めた自動車メーカー各社の需要に応え、モーターの供給拡大を目指す。
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