花便り~ナノハナ
春を代表する黄色い花、といえばこの花だろう。一面に広がる見事な黄色い花畑を見たことがある方も、多いのではないだろうか。
ナノハナ(菜の花)は春に咲く黄色い花の総称として使われることが多い。よく見かけるのは、セイヨウアブラナ(西洋油菜)という種類だ。別名は、
現在でも、花の芽をおひたしやごまあえなどにして食すが、昔は菜種油を食用だけでなく明かりや潤滑油としても用い、油を搾った後に出るかすは畑の肥料にして、無駄なく使っていた。また、花の蜜は蜂蜜の原料となるため、養蜂家は開花を追ってミツバチと共に移動し、暖地から徐々に北上していったという。
俳句では春の季語とされ、与謝蕪村が詠んだ歌「菜の花や 月は東に日は西に」は有名だ。また「菜の花
春風のそよ吹く菜の花畑を思い浮かべ、今日も一日、明るく快活に過ごそうか。
花言葉:快活、明るさ
ナノハナ(菜の花):アブラナ(油菜)科アブラナ属