花便り~マツバギク
鮮やかなピンク。その多肉質な葉の緑も、また鮮やかだ。
松に似た葉と菊に似た花からその名がついたとされるこのマツバギク、南アフリカが原産だ。ギリシャ語の「正午の花」を意味するMesembryanthemum(メセンブリアンセマム)が属名の語源となっている。その属名の通り陽の光を受けて花が開くが、曇りや雨の日は花が開かない。そのため、花言葉に「怠惰」という言葉も含まれる。
怠惰と言われてかわいそうな気もするのだが、陽の光にだけ反応し、尽くす姿は、「勲功」という花言葉がぴったりではないだろうか。満開の花を見ていると、怠惰など何を言われたとしても「忍耐」し、その「心広い愛情」で包み込んでしまう気がした。
花言葉:心広い愛情、のんびり気分、愛国心、怠惰、勲功、忍耐
マツバギク(松葉菊):ツルナ(蔓菜)科マツバギク属の多年草