グーグル自動運転自動車が日本で始動! 高齢者の移動手段へ実証実験開始
昨今Googleなどで研究が進められている自動運転自動車。2月21日に金沢大学と石川県珠洲市が都内で記者会見を行い、日本初の自動運転自動車の実証実験を開始することを発表した。
石川県珠洲市は人口約1万6000人、高齢者比率が44.2%(2014年12月末時点)と日本の高齢者比率平均25.1%に比べ非常に高い自治体だ。鉄道はなく、バスも路線によっては1日1本という不便な環境であり、高齢者を中心に地域内の移動手段に課題意識を持っていた。そこで目をつけたのが普通乗用車の自動運転技術だ。
実証実験は、第1段階で公道走行試験による知見の蓄積、第2段階で観光客に向けた自動運転自動車の受容性の検証、第3段階で地域高齢者の移動手段の実現性を検証する予定。
自動運転技術が、高齢化という社会課題に対する解決策の一つとなることが見えた今、日本でも先端テクノロジーの需要が一層高まっていくのではないだろうか。