花便り~パンジー、ビオラ
玄関先や地面をカラフルに、鮮やかに彩っている、パンジーとビオラ。これらもスミレ(花便り~スミレ)の一種だ。
スミレの一種ではあるものの、共に花びらが平面的で、スミレとは花の形が異なるので判別できる。パンジーとビオラの違いは、その花の大きさ。大まかに花の大きいものがパンジーで、小さいものがビオラ、と定義は曖昧だが、花の直径が4~5cm以上がパンジーと区別されるようだ。また、一株につく花の数がビオラの方が多い。
パンジーとビオラは共に、原産がヨーロッパやアジア西部。スミレの園芸品種で、交配や改良を繰り返され、多くの品種とさまざまな色彩の花が生まれた。日本には江戸時代に渡来したとされる。寒さには強いが、日本では夏の気候が暑すぎて枯れてしまうため、一年草といわれる。パンジーはポーランドの国花にもなっている。
カラフルに装いたくなる春、お庭にも一ついかがだろうか。
花言葉:思慮深い(パンジー)、誠実(ビオラ)
パンジー、ビオラ(ヴィオラ):スミレ科スミレ属
[冒頭の写真]ビオラ