海外在住者がもらってうれしいお土産 ドイツ編(8)だし
「人は13歳まで慣れ親しんで食べていたものに、結局は回帰していく」という説を、実感として体験することがあります。それは、体調を崩したとき。
私はすでに20年以上ドイツに住んでいるのですが、初めて日本を出たときは21歳でした。それから紆余曲折あり、自分としてはドイツの食文化にもなじみ、適応してきたつもりではあるのですが、体が弱って食欲がなくなったとき、やっぱりだしの利いた和食の味が無性に恋しくなるものです。
最近いただいたおみやげの中でヒット商品は、
ちなみに私はドイツで学生をしていた20代のとき、お米を炊かなくても食生活が成り立っていました。代わりに何を食べていたかというと、主にパスタですね。それが30代になると米食の機会が増え、日本食材店で納豆などを購入するようになり、自宅できんぴらごぼうなどを作り始めたのです。
「食文化ゆえに永住するとしたら、どこの国を選ぶか?」と聞かれたら、若い時はいろんな答えが頭をよぎるかもしれません。でもいい大人になってしまうと、その答えは結局一つしかないような気がしてきます。