未来のトップアスリートを発掘 オリ・パラに向けて スポーツ庁
スポーツ庁は19日、全国の将来性豊かなアスリート発掘をする「ライジング・スター・プロジェクト」を実施すると発表した。メダル獲得の潜在能力を有する人材を発掘し、オリンピック・パラリンピックで活躍できるように世界的な指導者のもとで集中的に育成する。
対象者は、オリンピック競技は13~18歳、パラリンピック競技では13~39歳。オリンピック競技では飛び込みやハンドボールなど7競技種目、パラリンピック競技は水泳や自転車、ボッチャなど5競技種目において参加希望者を募集し、7~9月の測定会で選考を行う。測定会の結果に応じて選ばれた選手は、11月から2018年10月まで世界的なコーチのもとで集中的にトレーニングを受けることができる。
最終的に選ばれた選手はオリンピック・パラリンピック競技大会へ向けた強化育成コースへの道も開かれるプロジェクトになっている。参加の応募はインターネットで6月から開始される。
同プロジェクトは、4月から開始された「第2期スポーツ基本計画」と、昨年10月に発表された鈴木大地スポーツ庁長官による「競技力強化のための今後の方針(鈴木プラン)」で、アスリートの発掘が重要な課題として位置付けられたことを機に始まった。日本のスポーツ振興を担う日本体育協会が事業主体となり、各関係団体と連携して推進する。
(写真はイメージ)