世界遺産を訪れる フランス、モン・サン・ミシェル
フランス西部のサン・マロ湾に浮かび、毎年300万人もの観光客が訪れる、世界でも屈指の観光地として知られるモン・サン・ミシェル。今から1300年以上前に司教オベールの夢の中に大天使ミカエルが現れて「この岩山に聖堂を建てよ」と3度命じられたことがきっかけで、建設を始めたとの言い伝えがある。
世界遺産に登録されたのは1979年。「人類の創造的才能を表現する傑作」であり、「現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠」。さらには、「顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの」として、世界遺産登録基準を満たして登録された。
モン・サン・ミシェルは「西洋の驚異」とも称され、カトリック教会の聖地として多くの巡礼者を受け入れてきた。長い歴史を経てなお、時間と共に様々な表情を見せてくれるこの場所は、今も巡礼者のみならず訪れる者すべてを虜にする魅力がある。
[冒頭の写真]桟橋から見えるモン・サン・ミシェル
島の中に入ると可愛らしい街並みが広がっている。日本語もちらほらみられ、日本人観光客の多さを物語っている。
細い路地にもお土産屋さん、ホテル、レストランが軒を連ねている。
ラ・メールプラールのお土産屋さん。系列のレストランで食べることのできるオムレツは日本でも有名。
夕暮れ時、夜のモン・サン・ミシェルもライトアップされ、昼間とは違った雰囲気に。
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