子どもの就活、積極的に関わるのは「母親」 自己分析の手助けも
マイナビは、就職活動経験のある子どもをもつ保護者1000人を対象に「子供の就職に関する保護者の意識調査」を行い、25日に結果を発表した。8割の保護者が子どもの就活に関心を持つこと、また全体的に父親よりも母親の方が、多く子どもとコミュニケーションをとっていることが分かった。
子どもの就職活動に対して、80.3%の保護者が「関心がある」と回答。そのうち子どもと就職活動について最も多く話すのは、母親(68.1%) で、父親(28.0%)を大幅に上回った。
その他、子どもから就職活動について相談を受けるのは、父親51.7%に対し、母親が65.1%、逆に親から子どもに、就活の進捗を都度聞くのは、父親が54.2%に対し、母親72.9%となり、子どもから話をする場合も、親から話しかける場合も、ともに母親の方が多い。
特に「自己分析を手助けするために話を聞く」(父親37.8%、母親51.0%)や「どのような職業についてほしいか話をする」(父親47.1%、母親59.2%)といった、より就活の中身にまで関与する傾向も、母親のほうが高くなっている。このほか、すべての質問において、父親と比べて母親が10~15%高い割合で子どもに関わっていることが分かった。
就活以外の普段の会話で「子どもとよく話をする」「子どもとどちらかというと話をする」のは母親(81.7%)。父親は57.5%で、母親は圧倒的に子どもとのコミュニケーション頻度が高い。就活に関しても、実際に社会で働いている父親より、普段から会話している母親の関与と影響を、子どもはより強く受けていると言える。
対象者は、大学4年生・大学院2年生および就職活動経験のある社会人1年目の子どもを持つ保護者。父親716人、母親284人、合計1000人の有効回答を得た。調査期間は4月9日~10日。
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