BMW 新発売「5シリーズ ツーリング」の自動運転機能、強化
BMWジャパンは、自動運転機能を強化した新型車「5シリーズ・ツーリング」を22日に発売した。同社が2月に発売した「5シリーズ・セダン」と同じ運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」を搭載。自動車の操作「加速」「操舵」「制動」のうち、すべてではないが複数を自動で行う「自動運転レベル2」に相当する。
同社の「5シリーズ」では、「ドライビング・アシスト・プラス」のために2台のステレオ・カメラと前方後方合わせて5基のミリ波レーダー・センサーを装備している。前シリーズの機能に加え、高速道路で高速走行中および渋滞走行中での先行車追従機能や、見通しの悪い交差点の通行や車線変更時などで側面衝突の危険性が高まった時の衝突回避機能などが追加された。
自動運転レベル2の市販車は、テスラ「モデルS」の2015年10月のバージョン7.0ソフトウェアから搭載され、2016年7月にメルセデス・ベンツ「Eクラス」、8月に日産「セレナ」が発売された。2017年に入って、2月にBMW「5シリーズ セダン」、ボルボ「V90」、6月に日産「エクストレイル」と発売が続き、今夏にスバル「レヴォーグ」、「WRX S4」が発売を予定している。
画像提供:BMW
参考記事
【解説】自動運転システムの「レベル」とは?(2016/09/24)
スバル、今夏発売の新型車に高速道路走行支援機能を搭載(2017/06/21)