九州北部豪雨 熊本は被災経験活かし迅速な災害対策
7月4日に台風3号が上陸した九州地方では、その後も断続的に降り続いた強い雨により各地で被害が出ている。筆者が住む熊本地域の様子を記録した。
熊本市は昨年の熊本地震の経験を活かし、今回も速やかに公共施設が避難所として開設された。各避難所には担当職員が割り振られ、職員と地域住民とは平素から顔見知り。いざという時に避難所の運営がスムーズにいくように改善されている。
2017年7月6日 午後8時30分 熊本県益城町 熊本空港
台風3号が過ぎ去った後も雨が降り続き、6日未明から本格的に強い雨が降り始めた。
2017年7月7日 午後7時45分 熊本県熊本市 坪井川岸
普段は流れが緩やかな坪井川。降り続いた雨により濁流が勢いを増して危険な状態に。
2017年7月7日 午後7時45分 熊本県熊本市 坪井川岸
水位がかなり上がっており、堤防に設置してある危険度の目安は“危険”レベルの手前にまで達していた。
2017年7月7日 午後11時 熊本県熊本市
熊本市では6日の夕方から安全対策のため、市内の公共施設を指定避難所として開設した。7日午後11時の時点では避難者はいなかったが、24時間体制で職員が待機し泊り込んでいた。
参考記事
【特集】「熊本地震」被災日記(1) 前震と本震、熊本地震被災のはじまり(2016/05/23)