ホンゴウソウ約80年ぶりに再発見 栃木県版レッドリスト改訂
栃木県は7月29日、栃木県版レッドリスト・レッドデータブック改訂の中間報告をした。県内で1938年以来確認されず絶滅したと考えられていたホンゴウソウが約80年ぶり、また県内で95年を最後に目撃が途絶えていたチョウのクロシジミが2011年に再発見された。さらに渡良瀬遊水地で発見されたワタラセツリフネソウが新種として確認された。
同県は14年度から、県内の絶滅のおそれのある野生動植物などについてとりまとめた県版レッドリスト・レッドデータブックの改訂作業を行っており、その過程で得られた情報を中間報告として発表したもの。
レッドリストは地域に生息する野生生物について、専門家が個々の種の絶滅の危険度を評価してリストにまとめたもので、レッドデータブックはレッドリストに掲載された種についてその生息状況などを解析した書籍である。栃木県でのレッドリスト改訂は6年ぶり、レッドデータブックの改訂は13年ぶりとなる。
画像提供:栃木県