国際物理オリンピックで日本の高校生が初の総合最高得点の快挙

国際物理オリンピックで日本の高校生2人が金メダル 初の総合最高得点

インドネシア(ジョグジャカルタ)で17~23日にかけて開催された「第48回国際物理オリンピック」で、日本代表の5人全員がメダルを獲得したと、文部科学省が25日に発表した。

金メダルを獲得したのは、灘高等学校2年生の吉見光祐こうすけさんと東大寺学園高等学校3年生の渡邉明大あきひろさんの2人。渡邉さんは前々年大会から3年連続金メダルを獲得しており、今回は「総合最高得点(Absolute Winner)」と「実験問題最高得点(Experimental Winner)」の表彰を受けた。両賞の受賞は日本人初の快挙。吉見さんは前年に銀メダルを受賞していた。

国際物理オリンピックは、各国から高校生などが参加し、物理学に対する興味関心と能力を高め合うと共に、国際的な交流を通じて参加国における物理教育を一層発展させることを目的としている。日本は2006年から参加を開始し、今回で12回目。

国際物理オリンピック参加者は、物理オリンピック日本委員会が実施する全国物理コンテスト物理チャレンジから選抜された代表選手5人。今回の大会には86カ国・地域から395人が参加した。前年のスイス・リヒテンシュタイン大会での日本代表の成績は金メダル3人、銀メダル1人、銅メダル1人だった。

参考記事
数学と物理の国際オリンピックで日本人高校生全員がメダル獲得(2016/07/23)

(写真はイメージ)

 
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