ウォルマート店内に巨大なタワー

ウォルマート店内に巨大なタワー

米国のスーパーマーケットチェーン・ウォルマートが、オンライン注文した品物を受け取るためのセルフサービス・キオスクの展開を増やしていると、米国のニュースサイト『ビジネスインサイダー』が20日付で報じた。

最初のキオスクがウォルマート店内に昨年出店して以来、現在20店舗に設置し、今後数カ月かけてさらに米国内の80店舗に増やしていく計画だという。ウォルマートが「ピックアップ・タワー」と呼んでいるこのキオスクはとにかく巨大。その高さは少なくとも16フィート(約4.9m)、幅はおよそ8フィート(約2.4m)もある。通常、店舗の入り口近くに設置されている。

このタワーを使うためには、まず買い物客は領収書にあるバーコードをスキャンする。すると45秒以内に機械のドアが開き、コンベヤーベルトの上に品物が現れる。

利用客は、「店舗の裏に行き、従業員が出てくるのを待ち、品物を取りに裏に行っているのを待つ通常の受け取りに比べると本当に速く、入り口横の店舗前にあり便利。それに品物を受け取るところを見ているから、警備に領収書を見せる必要もない」と好反応。また機械が巨大な理由は、中に大量の商品の箱が入っているから。ちなみに、商品の箱を保持している内部の区画はサイズを調整できるようになっている。

ウォルマートの広報担当ジャスティン・ラッシング氏は「このピックアップタワーは、お金に加えて、お客様の時間を節約するために我々がどのように新技術を使っているのかを示す最新の例である。我々はお客様の声を聞き続け、ピックアップタワーの今後の展開を決めるために、そのフィードバックを使っていく」と述べた。

(写真はイメージ)

 
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