就活2018、7月頭で約半数が活動終了 残りはじっくり見極めか

アイデム(東京都新宿区)は2日、2018年卒業予定の学生を対象に就職活動に関する調査の結果を発表した。7月1~3日時点で内定を獲得して就活を終了した学生は48.7%(前年比0.5ポイント減)と、約半数となっていることがわかった。

内定率は71.7%(前年比0.7ポイント減)。一方で複数社からの内定を持つ学生の割合が62.5%(前年比3.9ポイント増)で例年より高い。就活未終了の学生のうち新たに企業に応募する予定がある学生も67.9%いるため、同社は「見極めをじっくりと図っている」学生や、より良い条件の企業との出会いの可能性を考えて「内定企業をストック」している学生が多いとしている。

2018年卒の就活は、内定獲得までの期間は例年より早かったが、就活を終える時期はほぼ同時期となっている。内定獲得社数は前年と同様平均2.3社。新たに応募する予定がある学生のうち、新たに応募する企業に関して妥協・譲歩する条件がある学生は82.9%で、前年比4.1ポイント減。前年よりも強気な学生の姿勢がうかがえた。その条件として最も多かったのは「給与額」(40.8%)だった。興味がなかった「業界」にも新たに応募する予定がある学生は63.0%、興味がなかった「職種」には54.6%だった。

調査対象は2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女。インターネット調査にて実施し、647人からの回答を得た。

参考記事
採用活動を終了した企業は23.8% 採用人数に不足感 (2017/08/02)
就活2018 内定率67.5% 「人」を見て入社意欲上がる(2017/07/08)

(写真はイメージ)

 
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