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低炭素型セメントが産学官連携功労者表彰「国土交通大臣賞」受賞

低炭素型セメントが産学官連携功労者表彰「国土交通大臣賞」

国土交通省は21日、2017年度の産学官連携功労者表彰「国土交通大臣賞」を竹中工務店はじめ3者が受賞したと発表した。受賞対象技術は「ECM(エネルギー・CO2ミニマム)セメント・コンクリートシステム」の開発に係る産学官連携事業。

受賞したのはECM共同研究開発チームの竹中工務店、鹿島建設、東京工業大学の3者。表彰式は9月1日に東京ビッグサイトで行われる。

ECM共同研究において、ECMセメントの開発には大学とセメントメーカー4社が参加、ECMセメントを用いた建設技術の開発には建設会社2社と化学混和剤メーカー1社が参加。互いに連携して早期の技術開発を実現した。

開発したECMセメントは高炉スラグを高率で混合することで、建設構造物の低炭素化に大きく貢献する。COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)で示された目標達成に向けて、段階的に本技術を公開し普及拡大していく。

同表彰は産学官連携活動において大きな成果を収め先導的な取組を行う事例を表彰し、産学官連携の促進を目的としている。2003年より表彰を行っている。

画像提供:国土交通省

 
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