ドイツ人に最も人気のある車はアウディ VWが首位転落
石油大手アラールが実施した「自動車購入トレンド2017」で、ドイツ人が自家用車として最も好む車にアウディが選ばれた。18日付のヴェルト紙が伝えた。
これはアラール社が2003年以来2年ごとに行っているもので、ドイツ国内で1000人にアンケート調査を実施している。これまで毎年1位に選ばれていたフォルクスワーゲン(VW)が今回、初めて首位の座を転落。アウディが17%の支持を得て1位に選ばれ、2位はBMWで、VWは3位だった。
同調査では、ドイツ人が最も理想とする車はアウディのセダンで色は黒、ガソリン車で、3万ユーロ以内で購入できることが条件。さらに空調設備とABSブレーキシステムがついていることが要望に上げられている。電気自動車の購入を考えているドイツ人は全体の5%だったが、これは前回の調査に比べて倍加しており、実際に全体の半分が電気自動車に興味を示していることが明らかになった。
また、ハイブリッド車を購入したいと答えた人は15%だった。これまでドイツ人に人気の高かったディーゼル車の人気は、2015年のVWによるディーゼル車排ガス不正スキャンダルを受けて18%と落ち込み、52%が「購入するならばガソリン車」と回答している。
(写真はイメージ)