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ホンダジェット、2017年上半期の小型ジェット機分野で出荷数世界一を達成

ホンダジェット、2017年上半期の小型ジェット機分野で出荷数世界一を達成

ホンダの航空機事業子会社である米ホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)は、同社の「ホンダジェット」が小型ジェット機の分野において、今年上半期(1~6月)の出荷数で世界一になったと発表した。一般航空機製造業者協会(GAMA)が現地時間15日に発表した航空機出荷レポートで分かった。

今年の第1四半期(1~3月)に15機、第2四半期(4~6月)に9機の計24機のホンダジェットが米国、カナダ、メキシコおよび欧州諸国に出荷された。納入価格は24機で1億1640万ドル(約127億6000万円)、1機あたり平均485万ドル(約5億3000万円)。当初は月に1~2機のペースで生産していたが、作業員の習熟度が上がったことなどにより、現在は月平均4機のペースで生産されているという。上半期では、同社が同クラスの機体としてライバル視しているブラジルのエンブラエル「フェノム100」が7機、米セスナ「サイテーション・マスタング」が7機、「サイテーション・M2」が15機だった。

ホンダジェットの開発責任者であり、HACI社長の藤野道格氏は、「ホンダジェットの性能、快適性、使い勝手の良さやビジネスジェット機としての完成度の高さなどで非常に高い評価をいただいていることをうれしく思う。ホンダジェットは、先進機能を搭載し、高性能で俊敏な操縦性能を実現したジェット機で、例えるなら空飛ぶスポーツカー。世界中でより多くの方に利用いただきたい」と述べた。

ホンダジェットは、航続距離2265km、最大巡航速度時速782km、定員は標準仕様で乗員1人と乗客5人、全長12.99mの小型ビジネスジェット機。エンジンを主翼上面に配置し、自然層流翼と自然層流ノーズを備え、一体成型の複合材胴体など、ホンダの独自開発技術によりクラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現している。2015年12月に米国で納入が開始され、現在は、北米、欧州、中南米および東南アジアで販売され、主に、企業の経営層や航空運航部門およびチャーター会社で利用されている。

※1ドル=109.6で換算。(25日時点)

画像提供:HONDA

 
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