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関ケ原とワーテルロー、歴史的古戦場が姉妹提携

関ケ原とワーテルロー、歴史的古戦場が姉妹提携

欧州の古戦場として知られるベルギーのワーテルローと岐阜県の関ケ原町が8月31日、ワーテルローで姉妹古戦場協定を締結した。同日、ベルギーのラ・ムーズ紙などが報じた。

ワーテルローは、1815年に英軍などがフランスのナポレオン軍を破った場所として名高い。一方、関ケ原は1600年に「天下分け目の決戦」があった場所として知られている。署名式にはベルギー側から、ワーテルローを含む4つの古戦場管理団体のナタリー・デュ・パルク=ロクマリア管理団長とブラバン・ワロン州のジル・マヒュー知事、日本側からは関ケ原町の西脇康世町長と岐阜県の古田肇知事とが出席した。

ベルギーのラ・ムーズ紙は「関ケ原の戦い」について、「1600年に8000人ものサムライがこの場所で命を落とした。この戦いは日本の歴史の中でも極めて有名な出来事であり、この後260年間、平和な時代が到来した」と解説。これに先立ち、2016年3月に日本で開催された「世界古戦場サミット」ではワーテルローの代表者のほか、米国からも南北戦争の決戦の地として知られるゲティスバーグの代表者などが参加している。

デュ・パルク=ロクマリア管理団長は「これらの地区は世界の歴史に大きな影響を与えた場所。これらを保護し、保存し、修復する責任が私たちにはある」とコメント。今回の協定締結により、歴史的な史跡を維持するための手法・技術の共有や、両古戦場が保有する歴史的品目の展示協力、古戦場職員の研修や交流などを連携して促進していくとしている。

関ケ原とワーテルロー、歴史的古戦場が姉妹提携

(写真は、関ケ原町のHPより)

 
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