ドイツでもソーセージ週4回は多すぎる?
ドイツのテューリンゲン州で、学校給食に週4回ソーセージなどの肉料理が出されていることに、栄養学者らから批判の声が上がっている。2日付の独シュピーゲル・オンライン版が伝えた。
テューリンゲン州は、ドイツの中でも特に焼きソーセージが有名な地域。同州では学校給食の肉料理の頻度が週4回と多く、しかもソーセージやひき肉料理など塩分と脂肪の割合が高いものが主となっている。専門家は「これらの料理はたとえ品質が確かでも、頻度としては週2回が望ましい」と述べている。また同州では88%の学校で、これらの料理が学校ではなく給食センターで調理されてあたたかい状態で搬送されており、そのため野菜のビタミンが損なわれることなどが指摘されている。
ドイツでは、学校給食は1食分のコストが最低3ユーロ(約398円)と定められているが、テューリンゲン州ではこれが平均2.68ユーロ(約356円)と言われており、安い分のしわ寄せが材料費や人件費にかかっていると見られる。
※1ユーロ=132.90円で換算(11月3日時点)