米株式週報 NYダウ約4年ぶりの下げ幅を記録 中国経済の影響
8月17~21日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万7477.40ドルから1017.65ドル安の1万6459.75ドルで、1週間の取引を終えた。18日以降4日連続で下落、21日には530.75ドル安と、2011年8月8日以来約4年ぶりの下げ幅となった。
中国市場の株価が急落した18日、米国市場はもみ合いが続いた先週から一転して一気に下げ圧力が高まり、売り一辺倒の流れとなった。20日には米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切ると発言したことで売りがさらに加速。幅広い銘柄が売られ全面安の展開となった。
事実上の中国人民元切り下げが伝えられた11日以降、天津市の大規模爆発への懸念も重なり、先行き不透明な中国経済情勢は世界経済に大きな影響を与えている。
(写真はイメージ)